便秘やダイエットが話題になる時、滞留便という言葉が使われることが多いです。 宿便という人もいますが、要するに、腸の中に長い間とどまっていて、スムーズに排出されない便のことです。 古い便がすっかり固くなって、腸壁にこびりついている、などと説明する人もいますが、これに疑問を持つ専門家が多いようです。 実際に、腸内を内視鏡で検査しても、そのようにこびりついた便は存在しないからです。 腸壁にこびりつく、タールのような便は内視鏡でも確認できませんが、しばらく排泄されずに腸にとどまる滞留便なら多くの人の腸に存在すると思われます。 断食によって食事がストップしても、それまでたまっていた便が押し出されるため、お通じはあります。
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腸壁に優しい断食
滞留便を排出する方法はいくつかありますが、便秘薬や下剤などを使用すると、無理に腸に刺激を与えて便を排出するため、腸壁が傷んでしまうことがあります。 腸の粘膜も便と一緒にはがれてしまうため、免疫力が低下することも考えられます。 断食の場合は、食事を絶って腸を休ませることにより、今までたまっていた滞留便を排出する効果があります。 ですから、無理なことをして腸壁を傷つける心配がありません。 現代の食生活は、どうしても過食気味になることが多いですから、胃腸の処理能力が追いつかず、腸の中に滞留便が存在することになります。 断食によって、腸が本来の機能を取り戻し、それまでたまっていた滞留便を体外に出すことができるのです。